ニアサーフェス物理探査でのアプリケーション


考古学調査のための方法は帯磁率調査と磁場勾配での調査との2通りあります。どちらの調査も土壌の帯磁率の乱れや強化を調査します。 多くの場合周囲の土壌の帯磁率は調査の対象となる土壌と異なり、試掘、トレンチの補充、土壌の圧縮、レンガ、岩、炉などが行われた場所の特定ができます。

帯磁率は広範囲で迅速な調査を可能とし、帯磁率が強化されている場所 - 過去に考古学的な活動があった場所を特定できます。

このマッピングはバーティントン社の MS2/MS3  帯磁率計及びMS2D・MS2Fプローブとの組み合わせで測定できます。

帯磁率のマッピングは文化的に重要な層(帯磁率が強化された層)を調査することにより過去の形態より再構築できます。 MS2/MS3 帯磁率計と共にダウンホールの測定にはMS2Hプローブ、トレンチにはMS2Kプローブが適しています。 強化された帯磁率の場所が特定されたら Grad601 グラディオメータを用いることにより、溝、家屋、炉、道など正確にイメージングできます。Grad601に含まれる個別のセンサ Grad-01-1000L は多センサシステムに搭載することにより、より広範囲のマッピングが可能です。

[Photograph courtesy of PACEA, CNRS & University of Bordeaux]

ケーススタディ: 考古学調査でのGrad601の使用 (Oxford University)

不発弾探知 (UXO)

北ヨーロッパでは建設前に不発弾や考古学的な埋設物の有無を調査するのが通例です。       最初の平地での調査は Grad601 グラディオメータにより行うことができます。

コンクリート等建物の基盤建設時、重要な埋設物や危険物がないかドリル前に確認できます。 以下、建設前に行う調査の例です。地上で調査を行い地中数メートルにおいて問題ないことが確認した後、数メートル孔を開けその穴に Grad-03グラディオメータや Mag-03MSS 磁気センサをボアホールに入れて磁気シグニチャーを確認します。 磁気シグニチャーが検出されないことを確認したら、さらに数メートルドリルします。これを繰り返すことにより必要な深さまで掘りすすめます。    不発弾を示す変則的な磁場を検出した場合、その近辺を安全にし注意深く取り除く必要があります。

上記の方法はパイプラインやケーブルを配置するときなど海中で行うこともできます。この場合、平地での調査は Grad-03 グラディオメータにより不発弾を場所を特定します。海中で使用できるタイプの Grad-01-1000L センサを個々のシステムに組み込むこともできます。

パイプ・ケーブル場所の特定

不発弾探知と同様、 Grad601 もしくはGrad-03 グラディオメータを用い、パイプやケーブル等がないか確かめるため試掘前調査に使用します。 パイプやケーブルにより連続的で強い変則的な磁場がみられます。バーティントン社は小さいパイプやケーブル場所特定調査のための装置に 組み込むセンサも設計しました。



Aアプリケーションノート